高齢者にこそ必要

ロキソニン依存

パートしてるサ高住の話。

 

いつもいつも毎日毎日、どこか痛いと訴えるおじいちゃん。胸が、目が、顎が、脚が、と訴えて毎日ロキソニンを飲んでる。

「本当に必要なときに薬が効かなくなるよ」と伝えても訴える。

 

同時進行で、あれ?と思うことが増えた。

突然、以前納得したことを蒸し返して怒り出す。「生活保護だから買物できる金額には制限がある」ことを急に納得いかないと訴えてきたり。

話すと納得するんだけど、しばらくするとまた怒る。繰り返し。

 

かと思えば、「そろそろ一人暮らしするんだ。出て行く」と利用者に話していたり。

 

月に二回来る内科往診の際、薬剤師さんが気づいて教えてくれたんだけど、躁鬱の症状だった。

 

躁状態で怒ってるときの出来事は記憶に残らないんだそうで。

 

あちこち痛いってのも、脳はホントに痛いと感じてるんだけど、患部は炎症とかないからロキソニンが効くはずもなく。受容体としての脳機能がバグってる状態。

 

これは精神科案件だな、となる。

 

 

精神科必須

精神科で往診してくれるお医者さんは大変稀で貴重。今回はラッキーなことに近隣のお医者さんが往診契約済んだところで、件のおじいちゃんも予約が取れた。

 

しかもこのお医者さんは、初診で30分もかけて診てくれる。ほんと…よかったねぇ。

 

高齢者施設って、内科の往診あったり、内科医常駐してたりするけど、精神科医もぜったい必要だと思うんよね。高齢になって認知症になる方も増えるし、何より施設住まい→運動量減る→心身ともに病む、てとてもあり得ると思うの。

 

私たちは動物なので、動かないことで調子が悪くなるってのは、十分あり得るよなぁ。

高齢者施設を選ぶ際に「自由に出かけられる」て大事な選定条件だなぁ。